香取保健所（千葉県香取健康福祉センター）は、２０１８年（平成３０年）１月２６日（金）に「平成２９年度レジオネラ症防止対策等衛生講習会」を千葉県香取合同庁舎４階大会議室で開催し、協会職員が外部講師として講習の一部を担当させていただきました。
　この講習会には、入浴施設、宿泊施設、社会福祉施設・介護老人施設、ゴルフ場、病院の関係者３２名の方が出席されました。

　保健所の職員の方から、「レジオネラ症について」「近年のレジオネラ症の事例について」「シャワー水について」の講演があり、その後、当協会の職員が担当し、「入浴設備のレジオネラ症防止対策」というテーマで約８０分間講演させていただきました。
　この講演では、バイオフィルム内ではレジオネラ属菌が大量に繁殖すること、効果的な対策としてバイオフィルムの除去を行うこと、日常の衛生管理として設備ごとの清掃・消毒が必要であること、特にシャワー内部でもバイオフィルムが作られることがあるため分解洗浄消毒が必要であること、１年に１回以上循環配管の洗浄を実施することなどを説明、また、いくつかの洗浄消毒方法についてお話ししました。

　講演後には、個別で相談に来られる方もおり、逆洗浄についての質問や冷却塔のルーバーにこびり付くスケールについての質問がありました。

　施設を維持管理運営する方々には、レジオネラ症対策に必要な知識を習得することでより良い衛生管理ができると思いますので、こうした講習会には積極的に出席して頂ければと思います。
　当協会としても、これからも保健所・自治体主催の講習会へ協力を続けさせていただきます。