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レジオネラ症感染者数
■2016年 第16週(4月24日現在)のレジオネラ症感染者数
 国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)
 第16週の速報によると312名の感染者が報告されました。(グラフ@参照)
 昨年(2015年)の同週は315名で、1.0%減っています。

 ゴールデンウィークを終え、施設の衛生管理を担当されている方も少しホッとしていることかと思います。
 少し余裕のある時こそ、普段目に留めないような些細な事にも気を配ってみてはいかがでしょうか?
 この時期から報告数が増える傾向があることは、ここでも再三お話ししていますが、これは『過去5年間(2011〜2015年)の月別平均レジオネラ症報告数』を見てもらえると、ご理解いただけると思います。(グラフE参照)

 ホテル・旅館や銭湯・スーパー銭湯・スポーツ施設などを運営されている方にとって、ゴールデンウィークは1年の中でも忙しい時期かと思いますが、その時期を過ぎても気を抜くことなく、衛生管理を続けて頂くよう、お願い致します。

 その年の気候にも左右されるかも知れませんが、暖かくなってくる(と言うよりも暑くなる)と、菌類にとっては活動しやすい環境となり、水を利用する機器類にとっては危険が増します。
 しかし、適切な管理を継続して行っていれば、怖がることはありません。
 また、日々の清掃・点検後には必ず、その内容(箇所・時刻・数値など)を管理表などの書面に残すようにしましょう。
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 営業者及び管理者の衛生管理に対する意識が高いか低いかで、施設の衛生管理状況は大きく変わります。
 地域や団体、行政機関などが主催するレジオネラ対策等の講習会がある場合には積極的に参加して、最新の情報や知識を身につけ、日常の衛生管理を向上させましょう。

 また、日常衛生管理が適切に行われていることを確認するために、レジオネラの検査も行いましょう。

 なお、衛生管理を行う上で、薬剤や機械に頼りすぎないことも大事です。
 どんなに良い薬剤や機械を使っていても、管理する人がその使用方法・メンテナンス方法等を正しく理解していなければ、意味がありません。
 管理の知識を向上させましょう。最終確認は人の目・手で行いましょう。

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 厚生労働省は、平成27年3月31日付けで「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について、厚生労働科学研究で最新の知見等が得られていること等を踏まえ、本マニュアルを改正するとの通知を出しました。
 また、これまでのマニュアルとの比較一覧も作成されています。→ここをクリック
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 ■報告数が多い都道府県■
  @神奈川県・・・・32名 (−5)
  A東京都・・・・・27名 (+3)
  B大阪府・・・・・22名 (+2)
  C埼玉県・・・・・18名 (+3)
  D兵庫県・・・・・15名 (+7)
  D愛知県・・・・・15名 (−4)
  F千葉県・・・・・14名 (+3)
  G群馬県・・・・・10名 (+4)
  G岡山県・・・・・10名 (+4)
  I茨城県・・・・・・9名 (−1)

  ※( )内の数字は前年同週との比較
  人口の多い地区における報告が比較的多い傾向にあります。
 (注)感染地と報告された都道府県とは必ずしも一致するものではありません。
 このページのグラフは、国立感染症研究所(NIID)が公表する感染症発生動向調査週報(IDWR)のデータに基づき、協会が作成したものです。
 ※それぞれのグラフをクリックすると大きなグラフがご覧になれます。
年度別レジオネラ症例数(1999年以降)
@ 年度別レジオネラ症例数
(1999年以降)

レジオネラ症報告数・月毎累計(過去7年間) 月別レジオネラ症報告数(過去7年間))
A レジオネラ症報告数・月毎累計
(過去8年間)
B 月別レジオネラ症報告数
(過去8年間)

レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間) レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間)
C レジオネラ症報告数・週毎累計
(過去8年間)
D 週毎レジオネラ症報告数
(過去8年間)


正しい衛生管理は、正しい知識から!!

水を利用する設備(循環浴槽、冷却塔、人工池・噴水など)を起因とするレジオネラ症等の感染症を防止するためには、衛生に関する知識と安全に対する意識の向上が不可欠です。
入浴施設(スーパー銭湯etc.)、ホテル・旅館、高齢者施設などで衛生管理を担当している方は、まずは学ぶことから始めてみませんか?

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