■2016年 第22週(6月5日現在)のレジオネラ症感染者数
国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)
第22週の速報によると467名の感染者が報告されました。(グラフ@参照)
昨年(2015年)の同週は453名で、3.1%増えています。
6月7日(火)の報道ステーションをご覧になった方はいるでしょうか?
お天気コーナーで、梅雨時のレジオネラ症の対策について喚起していました。
毎年6月になると感染者数が増えるので、家庭でも風呂の清掃と換水(毎日換えましょう)には気をつけるようにとのコメントがありました。
使用された感染者数のグラフは、当協会の本ページのグラフを参考に作られたもので、協会の名前も出ていました。(小さな文字でしたが・・・協会の名称の文字数が多いもので・・・)
レジオネラ症の感染事故の報道は少ないですが、「報道が少ない=感染者が少ない」でないことは、このページをいつもご覧頂いている皆様はよく知っていると思いますが、入浴施設などの管理者や経営者であっても関心のない人も大勢いるのが現実です。そういった人達にも是非、教えてあげて下さい。
見た目はきれいでも、そこには様々な菌が生存していることもあります。単なる清掃だけでなく、滅菌・消毒という菌対策も是非、実施して欲しいものです。
また、日々の清掃・消毒・点検等の後には、その内容(箇所・時刻・数値など)を管理表などの書面に必ず残すようにしましょう。
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営業者及び管理者の衛生管理に対する意識が高いか低いかで、施設の衛生管理状況は大きく変わります。
地域や団体、行政機関などが主催するレジオネラ対策等の講習会がある場合には積極的に参加して、最新の情報や知識を身につけ、日常の衛生管理を向上させましょう。
また、日常衛生管理が適切に行われていることを確認するために、
レジオネラの検査も行いましょう。
なお、衛生管理を行う上で、薬剤や機械に頼りすぎないことも大事です。
どんなに良い薬剤や機械を使っていても、管理する人がその使用方法・メンテナンス方法等を正しく理解していなければ、意味がありません。
管理の知識を向上させましょう。最終確認は人の目・手で行いましょう。
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厚生労働省は、平成27年3月31日付けで
「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について、厚生労働科学研究で最新の知見等が得られていること等を踏まえ、本マニュアルを改正するとの通知を出しました。
また、これまでのマニュアルとの比較一覧も作成されています。→
ここをクリック
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■報告数が多い都道府県■
@東京都・・・・・42名 (+6)
A神奈川県・・・・41名 (−4)
B大阪府・・・・・30名 (+4)
C愛知県・・・・・29名 (+3)
D兵庫県・・・・・24名 (+5)
D埼玉県・・・・・24名 (+4)
F千葉県・・・・・18名 (±0)
G福岡県・・・・・16名 (−3)
H熊本県・・・・・14名 (+10)
I北海道・・・・・13名 (±0)
※( )内の数字は前年同週との比較
人口の多い地区における報告が比較的多い傾向にあります。
(注)感染地と報告された都道府県とは必ずしも一致するものではありません。
このページのグラフは、国立感染症研究所(NIID)が公表する感染症発生動向調査週報(IDWR)のデータに基づき、協会が作成したものです。
※それぞれのグラフをクリックすると大きなグラフがご覧になれます。
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@ 年度別レジオネラ症例数
(1999年以降) |
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A レジオネラ症報告数・月毎累計
(過去8年間) |
B 月別レジオネラ症報告数
(過去8年間) |
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C レジオネラ症報告数・週毎累計
(過去8年間) |
D 週毎レジオネラ症報告数
(過去8年間) |