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基準値超のレジオネラ菌、金沢地区センターの給湯設備から検出 横浜/神奈川

 平成24年(2012年)4月27日(金)付け神奈川新聞は、横浜市は26日、金沢地区センター(同市金沢区泥亀)の給湯設備から基準値の約23倍のレジオネラ菌が検出された、と発表した、と伝えた。
 市によると、同地区センターでは、昨年8月の検査で約4倍のレジオネラ菌が検出されていたが、消毒などの対応を取っておらず、約8カ月間で増加した可能性もあるという。
 給湯設備の使用を当面中止したが、健康被害は確認されていない。
 金沢区などによると、昨年8月に基準値超のレジオネラ菌が検出されたが、検査した民間会社が「基準値内なので問題なし」と誤って報告。指定管理者のNPO法人「金沢区民協働支援協会」も対処していなかった。
 今月25日に区福祉保健センターに年間報告書が提出されて発覚した。
 民間会社は「基準値を間違えた」と謝罪。同NPO法人は「報告書が間違えているとは考えなかった」と話している。
 また、市は指針でレジオネラ菌対策としてボイラーの温度を60度以上に設定するよう指導していたが、同地区センターは52度に設定していた。
 同NPO法人は「設備が古く、やけどのおそれがあった。2006年の管理開始前から52度だった」と説明。
 今後は給湯設備の改善工事などを検討するとしている。

ニュース資料:2012年(平成24年)4月27日(金)神奈川新聞