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水に関するニュース


各務原市の給食センターで水から異物 タンクに沈殿/岐阜

 2012年5月27日(日)付け岐阜新聞は、各務原市は26日、同市各務おがせ町、市学校給食センターの簡易専用水道水から異物が発見された、と発表した、と伝えた。
 異物は1ミリ程度の黒く軟らかい物質で、県公衆衛生検査センターで分析を行っている。同市では分析結果が出るまで、弁当持参または調理に水を使わない給食で対応する。
 異物は、調理を委託している魚国総本社(大阪市)の調理員が25日、蛇口の水に一時混じっているのを見つけたが、その後見られなくなったため五目ご飯を炊くのに使用。調理後、蛇口の水から再度見つかった。
 また、市上水道から引いた水を敷地内でためるステンレス製タンク(約80立方メートル)の底にも、ところどころに同じような1ミリ程度の異物が固まって沈殿していた。
 25日は、小中養護学校計11校に給食約6千食が配られ、別々の学校の児童2人が給食後に嘔吐(おうと)したが回復、異物との関連は分かっていないという。分析結果は、異物については28日、水質については6月1日に判明する予定。
 タンクは水道法に基づき、毎年1回検査。前回は昨年12月15日に検査したが、異物は見られなかったという。タンクのふたは高さ2.5メートルの天井部にあり、南京錠で施錠されていた。
 高根靖臣教育長は「保護者の皆さまに心配をお掛けし、誠に遺憾。児童生徒の安全のため、原因をしっかり調査し、適切に対応する」とコメントした。

ニュース資料:2012年(平成24年)5月27日(日)岐阜新聞