トップページお知らせ【三原市保健所主催の「浴場施設衛生管理者講習会」の一部を担当】
お知らせ
■広島県三原市保健所主催の「浴場施設衛生管理者講習会」の一部を担当

 三原市保健所(三原市生活環境部 生活環境課)は、2018年(平成30年)6月29日(金)に「入浴施設のレジオネラ症防止対策」を三原リージョンプラザ南館2階で開催し、協会職員が外部講師として講習の一部を担当させていただきました。
 この講習会には、市内の公衆浴場営業許可施設及び旅館業営業許可施設の衛生管理者で、16施設17名の方が出席されました。

 保健所の職員の方から、「レジオネラ症の現状についての報告」の後、当協会の職員が担当し、「入浴施設のレジオネラ症防止対策」というテーマで約95分間講演させていただきました。
 この講演では、レジオネラ症とレジオネラ属菌の特長、レジオネラが属菌はバイオフィルム内で大量に繁殖すること、効果的な対策としてバイオフィルムの除去を行う事、日常の衛生管理として設備ごとの清掃消毒方法の説明、シャワー内部でもバイオフィルムが作られることが有るため定期的な洗浄と消毒が必要なこと、循環式浴槽では1年に1回以上循環配管の洗浄を実施することによりバイオフィルムを取り除き適切な衛生対策を行うこと、その洗浄消毒方法についてお話ししました。

 また、講習の最後には、その他設備のレジオネラ症防止対策として冷却塔、貯湯槽、シャワー、超音波式加湿器等の衛生管理について講義を行いました。

 講演後の質疑応答では、「循環配管の消毒時の濃度について」「鉄分の多い温泉を塩素消毒していると出る沈殿物を取り除く方法」などの質問がありました。

 施設を維持管理運営する方々には、レジオネラ症対策に必要な知識を習得することでより良い衛生管理ができると思いますので、こうした講習会には積極的に出席して頂ければと思います。
 当協会としても、これからも保健所・自治体主催の講習会へ協力を続けさせていただきます。