トップページお知らせ【下関保健所主催の「レジオネラ属菌汚染防止対策講習会」の講師を担当】
お知らせ
■下関保健所主催の「レジオネラ属菌汚染防止対策講習会」の講師を担当

 下関市立下関保健所(山口県下関市)は、5月16日(木)に『レジオネラ属菌汚染防止対策講習会』を下関市リサイクルプラザ第1研修室で開催し、協会職員が外部講師として講習の一部を担当させて頂きました。
 講習会には、入浴施設(銭湯、スーパー銭湯などの公衆浴場)、ホテル・旅館、スポーツ施設、社会福祉施設などの関係者約80名が出席されました。
 保健所より管内の現状や「公衆浴場の衛生管理要項及び旅館業の衛生管理要項の改訂について」等のお話しがあり、その後、当協会の職員が担当し、『入浴施設におけるレジオネラ症防止対策について【施設が行う衛生管理】』というテーマで約80分間講習させて頂きました。

下関保健所主催レジオネラ対策講習会 講習は、レジオネラ属菌の特徴やレジオネラ症にはどのようにして感染するのか、どういった症状が現れるのか、また感染者報告数の推移や国内で起きたレジオネラ症感染事例などの情報から始まりました。
 次いで、バイオフィルム内にはレジオネラ属菌が大量に繁殖すること、その対策としてバイオフィルムの除去を定期的に行うことが効果的であることをお話しし、その上で、条例に基づき施設の管理者が日常的に行う作業についてお話ししました。
 具体的には、バイオフィルムが生成しやすい箇所(見落としがちな水位計や連通管など)、設備ごとの管理上の問題点と清掃・消毒方法・頻度、水質検査の頻度と基準について、写真・動画などを使って説明しました。
 また、実施した作業について必ず管理表に記録をつけることなどをお話ししました。

 下関保健所ではこうしたレジオネラ対策の講習会の開催は初めてとお聞きしましたが、協会としましては、今後もこうした講習会に協力させて頂きたいと思うとともに、施設から衛生管理上の悩み等について相談があれば、対応させて頂きたいと思っております。