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水道水に灯油混入、市内4分の3世帯に被害 駒ケ根/長野

 2016年(平成28年)9月23日付け中日新聞は、23日午前8時ごろ、長野県駒ケ根市役所に、市民から「水道水から強い油のにおいがする」などの苦情が相次いだ。市などの調査で、市内の切石浄水場に流れ込む水に灯油が混入していたことが判明。灯油の混じった水道水は、市内全世帯の4分の3に相当する9,800世帯に広まり、2万4,400人が被害を受けた、と伝えた。
 市によると、健康被害を訴える市民はない。取水口と浄水場を結ぶ用水路の近くにある宿泊施設で暖房用ボイラーが故障し燃料の灯油が流れ出て、用水路などに流れ込んだらしい。流出量は不明だが、浄水場でろ過する前の水をためるタンクからは強い異臭が発生していたという。
 浄水場の運用は止めているものの、汚染された水道水は約2千トンに上り供給が続いている。家庭ではトイレ以外で水が使えないため、市が各地に給水所を開設し、ポリタンクを抱えた市民の行列ができた。医療機関や福祉施設、小中学校の給食、飲食店などでも影響が出た。
 市は24日正午までの復旧を目指し、浄水場内の各施設の洗浄や汚染された水を消火栓から抜く作業を続けている。

ニュース資料:2016年(平成28年)9月23日(金)中日新聞