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2025年(令和7年)6月21日(土)付け山陰放送は、島根県邑南町(おおなんちょう)営の温泉施設「いわみ温泉『霧の湯』」の水質検査で、基準の最大1500倍に上るレジオネラ菌が検出され、町は20日に会見を開き謝罪した、と伝えた。
これまでの所、利用者1人から下痢や腹痛などの体調不良を訴える相談があったものの、因果関係は不明という。
町によると、施設を指定管理している法人から、浴槽水の検査で基準値を超える菌が検出されたと今月18日に連絡があり、直ちに施設の利用を休止した。
翌日19日に県環境保健公社が検査結果を正式発表し、計12か所で100ミリリットル当たり350CFUから1万5000CFUのレジオネラ菌が検出されたという。これは基準の10CFU未満に対し35倍から1500倍であるという。
この日、県央保健所が立入検査を行い、県条例別表で週1回以上温泉水を循環させるための配管について適切な消毒方法で生物膜を除去し浴槽を清掃することとされているのに、浴槽の清掃だけで配管の消毒が実施されていなかったり、衛生害虫の駆除などが適切に行われていなかったりしたとして改善を指導した。
町では当面の間、霧の湯の利用を中止して保健所の指導・助言のもとで清掃・消毒を進めると共に、再発防止のため設備の維持管理、安全対策を徹底するという。
今後、再検査でレジオネラ菌が検出されないことを確認の上で営業再開を検討するものの、再開時期は見通せないとしている。
霧の湯は1998年に開業し、2022年にいったん休業したが、今年4月に営業再開した。直近1週間の利用者は、のべ542人。
町は、霧の湯を利用して頭痛、発熱、呼吸困難など体調不良があば、医療機関を受診すると共に、町総務課に連絡して欲しいとしているとのこと。