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2025年(令和7年)8月1日(金)付け山陰中央新報は、5月に国基準を大幅に上回るレジオネラ菌が検出された鳥取県米子市の温浴施設「淀江ゆめ温泉」(淀江町福岡)で、新たに基準の2200倍となる菌が検出されたと市などが31日発表した、と伝えた。利用者がレジオネラ症を発症し、鳥取県の行政検査で判明。施設は再び入浴事業を休止している。指定管理者代表は「市などと抜本的対策を協議している。安全安心を確立するまで再開できない」としているという。
市淀江振興課と指定管理者「白鳳」によると、5月の検出後、入浴を一時休止し検査で数値を確かめた上で6月11日から営業していたが、7月6日の男性利用者が発症した。検査の結果、男湯の上がり湯、上がり水のシャワー口から基準を大きく上回る菌が検出された。施設は23日から入浴を休止しているという。
5月の検出を受け、施設は温泉水を循環させる共通配管の使用を中止し、貯水槽の消毒には塩素に加え、新たに薬剤を使う対応を取っていた。今回は、上がり湯などで使う地下水の貯水槽内の汚れがはがれ、流れ出たことなどが原因とみているという。
基準値を超す菌の検出で体調不良の訴えが度重なる状況に、白鳳の安福久美子代表取締役は「信頼して利用してもらった全ての方に繰り返し心配と迷惑をかけ、深くおわびしたい。取り組みが不十分だったと真摯(しんし)に受け止めている」と陳謝したという。
施設は2000年オープンで老朽化が進んでおり、市淀江振興課の堀口晴美課長は「構造的な問題を確かめるため施設を点検し、必要があれば修繕したい」と話したとのこと。