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集合住宅棟をレジオネラ菌が汚染/アメリカ

 ニューヨーク市保健局は13日(火)、ブロンクス地区にある共同住宅の発電所の冷却塔に繁殖したレジオネラ菌を発見したと発表した。
 健康部によると、北ブロンクス地区の集合住宅の暖房および電気システムを冷却するタワーで15,000個の菌を発見したという。
 この衝撃的な発見は、最近ブロンクスで急増し時には致命的な肺炎になる病気と関係があった。当局は昨年の12月以降ブロンクスで報告された12名のレジオネラ症感染者の内8名は共同住宅の住民であると述べた。
 ブロンクスでは昨年も市全体の平均を大幅に上回る61例のレジオネラ症を記録している。
 共同住宅の管理会社は、再び菌が繁殖しないように20万ドル(約2,200万円)かけて冷却システムの水に塩素による消毒を10日(土)から始めたという。
 当局は、汚染された水は冷暖房と発電システムを冷却するために使われるが自己完結型である。また、飲用水や調理・入浴に使う水とは分離されているので安全であるとしている。
 これまでに市保健局は35の集合住宅に住む55,000人のうち8名を、ブロンクス地区以外に住む4名を隔離している。

資料:2015年1月13日(火)付 NEW YORK DAILY NEWS、
14日(水)付 NEW YORK POST, WABC-TV